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DIARY No.61以降は、「Flight To Denmark continued...」にてお読みいただけます。

No.51−No.60   (2005年5月−2005年7月)
No.41−No.50   (2005年3月−2005年5月)
No.31−No.40   (2004年12月−2005年3月)
No.21−No.30   (2004年10月−2004年12月)
No.11−No.20   (2004年9月−2004年10月)
No.01−No.10   (2004年8月−2004年9月)



No.60 2005年7月2日 「FLIGHT TO DENMARK」

昨年8月、小さな不安と大きな期待とともに降り立ったコペンハーゲン・カストラップ国際空港
すべてはここから始まり、そして多くの思い出とともに今日僕はこの空港から日本へ向けて旅立つ。
デンマークに到着した日と同じく、今日もいい天気だ。
搭乗までのしばらくの間、目を閉じて、デンマークでの日々を回想することにしよう。
2004年8月 2004年9月 2004年10月
2004年8月。
デンマークに来たばかりの頃。街並み、ポスト、自転車専用道路など、目に入るものすべてが新鮮だった。
2004年9月。
緊張しながら入ったことを覚えている「Radisson SAS Royal Hotel」のロビー
2004年10月。
10月末の美しく色づく森の風景。この頃にはもう冬の足音が近づいていた。
2004年11月 2004年12月 2005年1月
2004年11月。
初冬の夕暮れ時、誰もいないさびしい冬の海で、監視塔の灯りだけが暖かかった。
2004年12月。
かわいいガールズサンタの行進。僕が住んでいた町のクリスマスイベントにて。
2005年1月。
さらさらと降り続き、いつのまにか僕の学校は、一面美しい白銀の世界に姿を変えていた。
2005年2月 2005年3月 2005年4月
2005年2月。
ところどころに雪は残り、吹く風もまだまだ冷たい2月の海。春はまだまだ遠い。
2005年3月。
高田ケラー有子さんのエキシビション「Spring Light」にて。春はもうすぐ。
2005年4月。
犬も駆け出したくなる季節?いよいよ春到来。でも、海からの風はまだ少し肌寒い。
2005年5月 2005年6月 2005年7月
2005年5月。
森の幼稚園の園児たちと森の中へ。新芽が吹き出すこの季節の森は生命力に満ちている。
2005年6月。
コペンハーゲンのストロイエに現れたアンデルセンの足跡。
2005年7月。
ふたりの美女?に見送られ、僕は今日、デンマークを発つ。

そろそろ、搭乗の時間が近づいてきた。もう、行かないと。後ろ髪を引かれる思いで、僕は搭乗ゲートへ向かった。
僕のデンマークでの生活はひとまず今日で終わるが、僕とデンマークとの関係はこれからも続いて行くことを僕は願っている。
「FLIGHT TO DENMARK」は、これからも続きます。
今後は、「FURNITURE」「ARCHITECTURE」「DESIGN SPOT」を充実させていく予定ですので、お楽しみに!


No.59 2005年7月1日 「デンマーク最後の夜はJAZZとともに」

いよいよ明日、僕はデンマークを発つ。
今はデンマークの知人宅に泊めてもらい、ゆっくり過ごさせていただいているのだが、最後の夜はどのように過ごそうかと少し前から考えていた。
街に出るのもいいけど、のんびりするのもいいかな、と。
うん、最後の日は、デンマークで過ごした日々のことを回想しながら、ゆっくりと過ごすとしよう、と思っていた。
コペンハーゲン・ジャズ・フェスティバルのことを知るまでは・・・
7月1日から10日まで開かれるコペンハーゲン・ジャズ・フェスティバル。
この期間、コペンハーゲンのライブハウスはもちろん、街のいたるところ、小さな広場などでもジャズのライブが開かれる。
初日は昼の12時から始まり、夜中までスケジュールがぎっしりで、そのライブのほとんどが無料。
僕のデンマーク最後の夜の過ごし方が、変更になったことは言うまでもない。
コペンハーゲン・ジャズ・フェスティバル1 コペンハーゲン・ジャズ・フェスティバル2 コペンハーゲン・ジャズ・フェスティバル3
大きな音ともに現れたJAZZの行進。いよいよ祭りの始まりだ。 子どもから大人まで、みんなリラックスした様子でJAZZを楽しんでいる。 コペンハーゲン・ジャズ・フェスティバルのポスター

No.58 2005年6月30日 「ムンケゴー小学校」

アントチェアセブンチェアエッグチェアicon・・・etc。
日本では、家具デザイナーとしての側面がクローズアップされることの多いアルネ・ヤコブセン
家具デザイナーであると同時に、建築家である彼は、多くの名建築を残している。
デンマークの多くのヤコブセン建築を見てきた僕にとって、ここムンケゴー小学校は、僕が見てみたかった彼の建築の中で唯一訪れることができていなかった場所。
デンマークの学校はすでに夏休みに入っているため、中へ入れるかどうか不安だったが、学校の中から子どもたちの声が聞こえてきてひと安心。
学校の中へ入って行くと、ベルビュービーチの集合住宅スーホルムと同じ色合いの煉瓦が使用された平屋の建物が並んでいる。
その建物の屋根は斜めに傾斜しており、上部にはあかりとり用の窓がある。教室内はさぞかし明るいことだろう。
どうしても中が見てみたくなった僕は、頼み込んで中を見せてもらうことにした。
校舎の中は、完璧主義者ヤコブセンらしく、Radisson SAS Royal Hotel同様、家具、照明から、ドアのハンドルに至るまで、彼がデザインしたもので溢れていた。(詳細はARCHITECTUREにて)
ムンケゴー小学校1 ムンケゴー小学校2 ムンケゴー小学校3
芝生側から見た校舎。明るい煉瓦の色が、周囲の芝生、空の青と調和している。 夏休みのため、誰もいない教室。この机と椅子もヤコブセンによるデザイン。 ドア上部のスピーカーももちろんヤコブセンによるデザイン

No.57 2005年6月14日−27日 「三都物語」

6月14日。僕のデンマークでの学生生活が終わった。
はじめてこの学校(IPC)にやってきた日のことは、今でもよく覚えている。
このキャンパスにて、デンマークの短い夏、森が色づく秋、寒さの厳しい冬、そして喜びあふれる春を経験した。
今日、僕はここを去るというのに、あまりその実感が湧かない。別れの涙が出る予感もない。
きっと、日本に帰ってしばらくして、懐かしさが込み上げてくるのだろう。
この学校を出て、僕は今からフィンランドのヘルシンキへ向かう。そこで、母、いとこと合流し、一緒に北欧を巡る旅へ出る。
フィンランドのヘルシンキ、スウェーデンのストックホルム、そしてコペンハーゲン。この旅行は、帰国前の最後の旅になる。
一瞬も無駄にしたくない。できるだけ多くのものを見て、北欧のすばらしさを全身で感じたい。
ここでは、僕が見た北欧の風景を少しだけ紹介したい。
(詳細は竢o版社発行「北欧スタイルNo.7 icon」(2005年7月28日発売)にて)
エストニア ヘルシンキ ストックホルム
世界遺産エストニアの首都タリンのカラフルな街並み(詳細はTHE OTHERSにて) ヘルシンキの中心部エスプラナーディ公園。ベビーカーを押すふたりの若いお母さんの幸せそうな姿が印象的。(詳細はTHE OTHERSにて) ストックホルム郊外にあるエリック・グンナー・アスプルンド設計の「森の墓地」。その美しいランドスケープを前に、僕はしばらくの間立ち尽くしていた。

No.56 2005年5月28日−29日 「オーフス・オーデンセへの旅」

朝5時56分。すでに空は明るくなり始めている。
今日は、僕の住むヘルシンオアやコペンハーゲンがあるシェラン島を飛び出して、一気にドイツから北方へ延びるユトランド半島のオーフスへ。
僕の期待とともに、電車はゆっくりと動き出した。コペンハーゲンで乗り換え、オーフスに到着したのは10時前。
ヤコブセン設計の市庁舎や中心部の街並みを見て回った後、最大の楽しみのひとつオーフス美術館へ。
ブラックダイアモンドを設計したシュミット・ハマー・ラッセンによる建築、現代アートのコレクションともに大満足のすばらしい美術館。
夜はひさしぶりに会った友人たちとの夕食。ようやく暗闇が訪れた11時前まで思い出話やお互いの近況報告に花を咲かせた。
翌日はフュン島のオーデンセへ移動。ここはアンデルセンが生まれた場所。
アンデルセン博物館にて、自分の子どものころのことを思い出したり、彼のことに思いを馳せたりした後、彼の名を冠した公園へ。
まるで初夏を思わせる汗ばむ陽気のこの日、ビキニ姿で日光浴を楽しむ女の子の姿もチラホラ。
彼らを見下ろすアンデルセンの像。気持ちのいい日曜日の午後。まだまだ陽が高い夕方4時6分。
少し早い気はしたけど、大満足の週末を過ごした僕たちは、コペンハーゲン行きの電車に乗り込んだ。
オーフス市庁舎 オーフス美術館 アンデルセン公園
オーフスのシンボル、アルネ・ヤコブセン設計の市庁舎。(詳細はARCHITECTUREにて) オーフス美術館にて。「BOY」という名の作品。つめや皮膚のしわなどかなりリアル。(詳細はDESIGN SPOTにて) 多くの人でにぎわうアンデルセン公園。真ん中の銅像は、もちろんアンデルセン。

No.55 2005年5月19日−22日 「いよいよコペンハーゲン」

この期間、コペンハーゲンのベラセンターにて「コペンハーゲン・インターナショナル・ファニチャーフェア」が開催された。
昨年10月のケルンの「ORGATEC」に始まり、 今年2月のストックホルム、 4月のミラノに続き、4回目の海外のファニチャーフェア。
地元開催ということもあり、とてもリラックスすることができ、また多くの日本からの友人とも会うことができ、楽しいひとときを過ごすことができた。
フェア自体の感想としては、デンマークの巨匠まだまだ健在、若手の芽も吹き出してきた、といったところ。
コペンハーゲンでは今年をデザインイヤーに制定し、今秋から街のいたるところにてデザインイベントを企画している。
その中から新たなデンマークデザインが生まれてくることに期待することとしよう。(詳細はJAPAN DESIGN NETにて)
コペンハーゲンフェア1 コペンハーゲンフェア2 コペンハーゲンフェア3
10人のデンマーク人デザイナーが集まり共同出展しているブース。ガラス、セラミック、テキスタイルなどのさまざまなジャンルの北欧らしいやさしい色合いのものが並ぶ。 「Fashion」と「Furniture」とをコラボレートさせた他のどこにもないオリジナリティある展示を見せてくれたFritz Hansen。もちろん主役は今年が誕生50周年のセブンチェア。 初日のパーティー会場の様子。LE KLINTプロデュースの照明器具がとてもキュート。

No.54 2005年5月14日 「美しい庭にて」

今日は、日本の友達から紹介してもらった家庭を訪れることに。
昼間は半袖でもいいくらいに暖かかったこの日、僕らを出迎えてくれたのは美しい庭とおふたりの笑顔。
手入れが行き届いた庭には、ピンク、ブルー、パープル、イエローなどの色とりどりの花々が空のブルー、芝生のグリーンによく映えていた。
手作りのランチ、コーヒーをいただきながらここで過ごすゆっくりと流れる時間は、いつでも持つことができそうで、
日本にいたときにはなかなか持つことのできなかった豊かな時間。
僕はデンマークに来てはじめて、スローライフという言葉の持つ本当の意味がわかったような気がする。
美しい庭1 美しい庭2 美しい庭3
色とりどりの世界が広がる庭。今がもっとも美しい季節とのこと。 この季節の主役、チューリップ。チューリップがこんなに美しい花ということに今まで気づかなかった。 美しい庭の中、気持ちよさそうな猫

No.53 2005年5月11日 「Arken Museum」

コペンハーゲンから南へ電車で約30分、そこからバスで10分程度のところに位置するArken Museum。
まわりには民家が数件見える海沿いの場所に、突然近代的でシャープな意匠の建築が姿を見せる。
中に入るとコンクリート打ちっぱなしの壁に厳選されたモダンアートが並んでいる。
今日は平日ということもあってかゆっくりと展示を楽しむことができた。
一通り見た後は美術館の近くの湖のほとりにて、持参したおにぎりで夕食。
デンマークらしくない意匠の美術館、デンマークらしい美術館のまわりの平和な光景、そして日本的な夕食。
何か不思議な感じがしたけど、とてもリラックスできた1日だった。(詳細はDESIGN SPOTにて)
arken1 arken2 arken3
のどかな風景の中に突然現れるモダンな建築 美術館内部の様子 今日の夕食の場所。湖のほとりにて。

No.52 2005年5月8日 「森の中の遊園地」

以前にも何度か訪れたことのある僕のお気に入りの場所、ベルビュービーチ
DESIGN SPOTでも書いているので、読んでいただいた方もいるかと思う。
このベルビュー・ビーチの最寄り駅であるKlampenborg駅の周辺には、ビーチとともに美しい森、そしてその森の中には遊園地も存在する。
コペンハーゲンのチボリ公園と比べると、ややひなびた感じのする遊園地なのだが、森の中にあるというそのロケーションがまた気持ちいい。
また、森の中では馬車も走っているので、これに揺られながら森を楽しむこともできる。
毎年7月に行われる「世界サンタクロース会議」もこの場所で行われるとのこと。
海、森、馬車、遊園地、そしてサンタクロース。「おとぎの国」と評される国デンマークの中でも、これだけロマンチックな場所は他にはないのでは、と思う。(詳細はTHE OTHERSにて)
bakken1 bakken2 bakken3
人々が思い思いに美しい森を楽しんでいる。 森の中の遊園地「BAKKEN」の様子 森の中を走る馬車

No.51 2005年5月7日 「いつもと違う散歩道」

DVDを返しに図書館へ。午後からの今日の用事はこれだけ。時間もあることだしいつもとは違う道で行ってみよう。
きっといつもとは違う景色が見えるはず。それにしても、今日の天気は気持ちがいい。
芝生の緑、空の青と白、そして街のところどころに咲く黄の花、そのすべての色が鮮やかに見える。
いつもと違う道で図書館へ行った後は、よく行く町の広場へ。
春の陽気に誘われ、大人はビール、子どもはアイスクリームなどをオープンテラスのカフェで楽しんでいる。
いつもの日常と変わらない光景。でも、何かが違う。それは僕の見方が変わったからなのだろうか。この町に住み約9ヶ月。
最初はこの町に観光に来ているような感じだった僕もこの町のひとつの風景として、なじんできているのかもしれない。
この町に住んでよかった。今、この町は僕のもうひとつの故郷になろうとしている。
ストリート バス停 オープンカフェ
いつもと違う道。鮮やかな色。 バス停 広場のオープンカフェ
No.41〜No.50へ



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